自分のこと、人間のこと、人生のこと。ときどき立ち止まっては書き込んでいきます。
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2024/11/21/Thursday
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私が会社を辞めた理由
2014/04/28/Monday
私は新卒入社した会社を2年と1ヶ月で辞めました。
先日、友人にその理由を訊かれたのですが、どうにも上手く答えることができなかったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。
結論から言うと、
「このブログについて」にもある通り、実際に辞めるきっかけとなったのは、仕事のストレスからくる体調不良でした。
その辺の経緯は別ブログにて詳しく綴ってあります。
多忙な毎日の中で、会社員という働き方に疑問を持ち、強い違和感を抱えたまま働き続けた結果、抑うつ状態に陥りました。
早めに手を打ったかいあって、幸い病気にまでは至りませんでしたが、原因が会社勤めである以上、このまま続けることはもちろん、一旦休職してまた復帰するという選択肢もありませんでした。
というわけで、直接的には「ストレスで体調を崩したから会社を辞めた」となるのですが、これで片付けてしまうと良くないですね。
「なぜそこまでストレスがかかってしまったのか」をはっきりさせておかないと、この先もまた同じことを繰り返してしまうかもしれません。
私が上手く答えられなかったのもこの部分なんだと思います。
ひとまず、ストレスになっていたことを具体的に挙げてみると…
上記の内容を見て「社会人なら当たり前だ」「そのくらい我慢して当然だ」「甘えだ」「贅沢だ」と思われる方も多いでしょう。
自分でも、何度も何度もそんなようなことを思いました。
一番自分のことを責めていたのは、他でもない、自分自身だったと思います。
ですが、この際、いくら非難されようと構いません。
現にこうして追い詰められて退職することになったのですから、それがすべてです。
人に、そして自分に何と言われようと、それほど切実だったということです。
では、なぜ普通なら「まあ仕方ないか」と割り切れるところを、自分はそうできなかったのか。
それは「自分を偽ることに限界を感じたから」であり、これこそが会社を辞めた根本的な理由だと考えています。
ことの発端は大学入学にまで遡ります。
それまでは小学校、中学校、高校と、自分の本性をさらけ出して生きてきました。
アニメ・マンガが好き、絵を描くのが好き、創作が好き、空想が好き、ファンタジーが好き。
オリジナルのキャラクターや物語を持っていて、それらを表現したくてうずうずしている。
絵も、音楽も、自然も、とにかく綺麗なものが大好き。
そういう本音を周囲の人に堂々と見せて、周りの同志とも楽しく盛り上がって、ときに一緒に切磋琢磨して、のびのびと過ごしていました。
ところが、大学という環境に入った途端、強烈な違和感に襲われました。
キャンパス内に、絵がない。
アニメ・マンガがない。
ファンタジーがない。
自分の大好きな成分が、圧倒的に足りない。
周りの学生たちも同様でした。
友達とか、遊びとか、恋愛とか、サークルとか、何だかみんなわいわいやっているけれど、全然興味が持てない。
気の合う人がいない。
語れる人がいない。
自分の対極にあるような、交われない人ばかりだと感じました。
その後かろうじて語学に接点を見出し、それに縋って過ごすうちにまた新たな展開があったのですが、今回はそこは割愛します。
重要なのは、この時点から「本性を隠し、見せられる部分だけで生きる」スタイルになってしまったことです。
普段は無難に過ごして、プライベートで思いきり自分を表現しよう…創作活動をする人やオタク趣味の人には、このようなスタンスの人は多いのではないでしょうか。
自分の場合、転じて「社会とはそういうものだ」と思い込んでしまいました。
社会では本性をさらせない。我慢して合わせないと生きられない。
オンの自分とオフの自分という、分裂した二つの自分をそれぞれ生きていくことになりました。
そのスタンスのまま大学を卒業し、会社員となりました。
新米のうちはただ一生懸命頑張るのみということもあり、特に疑問を感じることなく過ごしていましたが、しばらくして「どうも仕事のウェートが大きすぎるな」と思い始めました。
私にとって仕事とはオンの自分、つまり、本性を偽って仕方なくやっている自分でした。
このオンの自分が、体力的にも時間的にも、本性たるオフの自分を、許容できる範囲を超えて圧迫していることに気がついたのです。
そこから先は疑問と苦痛の日々でした。
そんな中、あるときストレスフルなプロジェクトに放り込まれ、嫌だ嫌だと思いながらも頑張っているうちに、メーターが一気に振り切れてしまった。
…これが、ストレスによる体調不良の背景だったのではと考えています。
つまり、オンの自分とオフの自分という生き方そのものが、もう限界のようなのです。
自分にとって会社を辞めたことは、単に仕事を変える、働き方を変えるという以上に、生き方を問い直すために必要だったのだと思います。
では、今後はどのように生きていくのか。
上で書いてきた流れでいくと、ほぼ結論は見えているようなものですが、これについてはまた機会を改めて綴りたいと思います。
(20140901追記)
続き、書きました。こちらからどうぞ。
「生き方を変えてみた話」
先日、友人にその理由を訊かれたのですが、どうにも上手く答えることができなかったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。
結論から言うと、
- ● 直接的な理由: ストレスで体調を崩したから
- ● 根本的な理由: 自分を偽ることに限界を感じたから
「このブログについて」にもある通り、実際に辞めるきっかけとなったのは、仕事のストレスからくる体調不良でした。
その辺の経緯は別ブログにて詳しく綴ってあります。
多忙な毎日の中で、会社員という働き方に疑問を持ち、強い違和感を抱えたまま働き続けた結果、抑うつ状態に陥りました。
早めに手を打ったかいあって、幸い病気にまでは至りませんでしたが、原因が会社勤めである以上、このまま続けることはもちろん、一旦休職してまた復帰するという選択肢もありませんでした。
というわけで、直接的には「ストレスで体調を崩したから会社を辞めた」となるのですが、これで片付けてしまうと良くないですね。
「なぜそこまでストレスがかかってしまったのか」をはっきりさせておかないと、この先もまた同じことを繰り返してしまうかもしれません。
私が上手く答えられなかったのもこの部分なんだと思います。
ひとまず、ストレスになっていたことを具体的に挙げてみると…
- ● 通勤(殺人的混雑、往復4時間、みんな目が死んでる)
- ● 業務内容(興味が持てない、必要性が感じられない、やりたくない)
- ● 社内体制(無駄が多い、理不尽が多い、思うように仕事ができない)
- ● 雰囲気(挨拶が返ってこない、笑顔も会話も表面的、本音が言えない)
- ● 人間関係(苦手な人と毎日会う、同類がいない、居心地が悪い)
- ● 心労(気を遣う、休むこと・定時で帰ることに罪悪感を感じる)
- ● 労働時間(週五日定時でも長い、残業が苦痛、もっと休みたい)
上記の内容を見て「社会人なら当たり前だ」「そのくらい我慢して当然だ」「甘えだ」「贅沢だ」と思われる方も多いでしょう。
自分でも、何度も何度もそんなようなことを思いました。
一番自分のことを責めていたのは、他でもない、自分自身だったと思います。
ですが、この際、いくら非難されようと構いません。
現にこうして追い詰められて退職することになったのですから、それがすべてです。
人に、そして自分に何と言われようと、それほど切実だったということです。
では、なぜ普通なら「まあ仕方ないか」と割り切れるところを、自分はそうできなかったのか。
それは「自分を偽ることに限界を感じたから」であり、これこそが会社を辞めた根本的な理由だと考えています。
ことの発端は大学入学にまで遡ります。
それまでは小学校、中学校、高校と、自分の本性をさらけ出して生きてきました。
アニメ・マンガが好き、絵を描くのが好き、創作が好き、空想が好き、ファンタジーが好き。
オリジナルのキャラクターや物語を持っていて、それらを表現したくてうずうずしている。
絵も、音楽も、自然も、とにかく綺麗なものが大好き。
そういう本音を周囲の人に堂々と見せて、周りの同志とも楽しく盛り上がって、ときに一緒に切磋琢磨して、のびのびと過ごしていました。
ところが、大学という環境に入った途端、強烈な違和感に襲われました。
キャンパス内に、絵がない。
アニメ・マンガがない。
ファンタジーがない。
自分の大好きな成分が、圧倒的に足りない。
周りの学生たちも同様でした。
友達とか、遊びとか、恋愛とか、サークルとか、何だかみんなわいわいやっているけれど、全然興味が持てない。
気の合う人がいない。
語れる人がいない。
自分の対極にあるような、交われない人ばかりだと感じました。
その後かろうじて語学に接点を見出し、それに縋って過ごすうちにまた新たな展開があったのですが、今回はそこは割愛します。
重要なのは、この時点から「本性を隠し、見せられる部分だけで生きる」スタイルになってしまったことです。
普段は無難に過ごして、プライベートで思いきり自分を表現しよう…創作活動をする人やオタク趣味の人には、このようなスタンスの人は多いのではないでしょうか。
自分の場合、転じて「社会とはそういうものだ」と思い込んでしまいました。
社会では本性をさらせない。我慢して合わせないと生きられない。
オンの自分とオフの自分という、分裂した二つの自分をそれぞれ生きていくことになりました。
そのスタンスのまま大学を卒業し、会社員となりました。
新米のうちはただ一生懸命頑張るのみということもあり、特に疑問を感じることなく過ごしていましたが、しばらくして「どうも仕事のウェートが大きすぎるな」と思い始めました。
私にとって仕事とはオンの自分、つまり、本性を偽って仕方なくやっている自分でした。
このオンの自分が、体力的にも時間的にも、本性たるオフの自分を、許容できる範囲を超えて圧迫していることに気がついたのです。
そこから先は疑問と苦痛の日々でした。
そんな中、あるときストレスフルなプロジェクトに放り込まれ、嫌だ嫌だと思いながらも頑張っているうちに、メーターが一気に振り切れてしまった。
…これが、ストレスによる体調不良の背景だったのではと考えています。
つまり、オンの自分とオフの自分という生き方そのものが、もう限界のようなのです。
自分にとって会社を辞めたことは、単に仕事を変える、働き方を変えるという以上に、生き方を問い直すために必要だったのだと思います。
では、今後はどのように生きていくのか。
上で書いてきた流れでいくと、ほぼ結論は見えているようなものですが、これについてはまた機会を改めて綴りたいと思います。
(20140901追記)
続き、書きました。こちらからどうぞ。
「生き方を変えてみた話」
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プロフィール
HN:
まなか
自己紹介:
創作や紅茶が趣味の元プログラマー。
新卒入社した会社を2年と1ヶ月で辞め、次のステップに向けて充電中。
マイペースに生きています。
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