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自分のこと、人間のこと、人生のこと。ときどき立ち止まっては書き込んでいきます。
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就活を柔らかい頭で考える
そういえばもう12月、世の大学三年生がこぞってリクルートスーツを着始める頃だな…と思ったら、今年から企業の採用活動が3月スタートになるんですね。
あちこちで物議を醸したあの計画が遂に始まるのかと思いつつ、今回その話題は一旦よそに置いておいて。

ちょっと時期尚早かもしれませんが、思い立ったので今書きます。
そろそろそわそわし始めている就活生もいるかもしれませんし。

最初に私がどんな人間か簡単にお話ししておきますと、
  • 2012年度就活生(学部生)
  • 新卒でIT企業にプログラマーとして入社
  • 2年と1ヶ月で退職
  • 7ヶ月無職、うち3ヶ月Web制作の職業訓練校に通う
で、今まさにフリーランスのWebデザイナーとして開業しようという、若手のひよっこです。
それでは早速。


▼ うまく言えないけど、なんかおかしい


就活だ!
リクナビだ!
マイナビだ!
日経新聞だ!
自分探しだ!
業界研究だ!
OB訪問だ!
合説だ!
大企業だ!

就活のシーズンになると、学生たちが一斉にそんなことを言い合ってざわざわ動き出します。
(一部の人はもっと前からもぞもぞ動いているかもしれませんが。インターンとか何とか)

誰も彼も一様にリクルートスーツに身を包み、染めていた髪は黒くなり、東京ビッグサイトに黒軍団の大行列を成し、張り付いたような笑顔にギラギラした目で、何かにつけて意識の高さをアピールし、会社に“採用してもらう”べく奔走する。
自由気ままだった学生たちが凄まじい変貌ぶりを見せます。
「この波に乗り遅れたら負け組だ」的な、何だかよくわからない圧力を全身に感じるようになります。

かく言う私は当時、この異様な現象にとてつもない気味の悪さを覚えました。
ただ、心は断固拒絶していたものの、大学院に行くつもりはないし、だったら働かなきゃいけないし、それならやるしかないし…と、しぶしぶこの奇妙なイベントに参加していました。

こんな風に、就活に対して「上手く言えないけど、なんかおかしい」と強烈な違和感を感じている人、相当数いるんじゃないでしょうか。
その違和感、何かの拍子にうっかりなくしてしまわないよう、大事に抱えておいてほしいのです。
実際おかしいんです。
「就活 おかしい」とかで検索すると、就活の何がどうおかしいのか、無数の指摘がわらわら出てきます。

就活の何がどうおかしいのかについては、上記など他のソースにお任せしておきます。
この記事では、何やら鬼気迫るような『就活』というイベントについて、もっと落ち着いて、俯瞰して、柔らかく考えてみようというところを書いていきます。


▼ そもそもなんで就活するんだっけ


これ。就活の急き立てられるような圧力に気圧されて、結構忘れがちですよね。
就活、就活、就活…と視野がどんどん狭くなる前に、そもそものところをじっくり考えて押さえておくと、後々迷走したり病んだりせずに済むと思います。

大学三年=就活、ぐらいの勢いで定着しているこのイベント。
何のためにやるかと言えば、言うまでもない、就職するためですね。

では、何のために就職するんでしょうか。
どうして今、躍起になって就職しなければならないんでしょうか。

みんなやってるから、やらなきゃなんかやばそうな気がする?
ふざけているようで、真面目な話、案外こういう人も多そうですよね。
実際、就活の圧力って有無を言わせないような強力さで迫ってきます。
無理もないと思います。

新卒で正社員になれなきゃ人生終わりだから?
冷静に考えれば明らかに近視眼ですが、実際当事者はそれぐらいの鬼気迫る感覚があるんですよね。
現に就活が原因で鬱になる人、果ては自殺してしまう人も大勢います。
かく言う私も秋まで内定が出ず、ぼろぼろの精神状態になりました。

でもちょっと落ち着きましょう。
「人生終わり」って、具体的にどういうことでしょうか。
誰かに殺される!とか、物理的に死んでしまうわけではなさそうですよね。
多分、何らかの状況のことをそう表現しているのだと思います。
それはどんな状況でしょうか。
そして、その状況にある知り合いの人が身の回りにいるでしょうか。
その人は「人生終わってる」でしょうか。
あるいは楽しく、あるいは必死に、あるいは充実して、あるいは苦労して、あるいはのんびり、生きていませんか?
みんなそれぞれ、別々のやり方で一生懸命生きていませんか?
「人生終わり」と形容するほど、深刻な暮らしぶりでしょうか?

おや?と思っていただけたなら嬉しいです。

話を少し戻しましょう。
就職に必要以上に躍起になることはない、ということはおわかりいただけたかと思いますが、そもそも論として「就職」って何でしょうか。

職に就く、つまり、お金を得る仕事をする、ということでしょうか。
どうすればお金を得る仕事をできるでしょうか。
会社員になる。それ以外は?
公務員になる。
バイトやパートで働く。
家業を継ぐ。
起業する。
思えばいろいろな仕事の形がありますね。
就活と言うと、企業の新卒採用!って直結してしまいがちですが、どうも選択肢は会社勤めだけではなさそうです。

もっと言えば、大学卒業後の道って就職だけじゃありませんよね。
パッと思いつくところで、大学院とか。
将来の目標に向けて資格の勉強とか。
夢に向かって師匠のもとに弟子入り修行とか。
結婚して専業主夫・専業主婦とか。
バックパック背負って世界を旅するとか。
とりあえず誰かの仕事の手伝いをしてみるとか。
疲れたので一旦休養とか。

おや?と思っていただけたなら、とても嬉しいです。

  • 就活は就職するためにやる。就職には正社員以外にも様々な選択肢がある。
  • 卒業後の道は就職以外にも様々な選択肢がある。

就活って、特定の進路に進むための単なる一手段なんですね。
実は相当限定的なお話なのです。
誰もが絶対やらなければならないこと、では断じてありません。

一見、言うまでもない当たり前のことに見えるけれど、案外これが周りに流されて頭からスポーンと抜け落ちたりするものです。
それでも私は就活する!という場合にも、このことはぜひ念頭に置いておくと、後々むやみに追い詰められずに済むと思います。


▼ 大企業、正社員、ほんとにそれがベスト?


就活で吹き込まれる価値観といえばこれ。
大企業に勤めなきゃ! 中小とか、なんかちょっとないし。
正社員にならなきゃ! 派遣とかバイトとか、なんか不安定そうだし。

ここまで短絡的でなかったとしても、大企業志向、正社員志向は実際根強いです。
しかもその理由が、上記のような「なんか○○」みたいな先入観によるものだったりします。

実際、就活当時の自分は正社員志向でした。
理由は「安定してそうだから、なんとなく安心できるから」という超ありがちなふわふわしたイメージを持っていたから。
あとは「新卒を逃すと正社員になるのは難しい“らしい”」というのもありますね。
これもやっぱり噂やイメージの域を出ていません。

大企業、正社員、本当にそれがベストと言い切れるでしょうか。
他の選択肢、どれくらい知っていますか。
それぞれのメリットデメリット、しっかり調べた上で決めていますか。

…厳しいこと言っておいて何ですが、これ、学生にとってはちょっと酷な要求かもしれません。
というのも、私自身がまさにそうだったのですが、どんなにあれこれ調べても、働いたことないから実感として理解できないのです。
結局はやってみなきゃわからないんですよね。(実際その通りでした)

なので、大企業・正社員になんとなくこだわるのは一旦いいとして、その根拠って実はすごく不確かなんだと自覚して、他の選択肢を問答無用でシャットアウトしないようにするといいと思います。
実感が湧かなくてもいいので、調べるだけ調べておく。
これ以外の選択肢はあり得ない!みたいに視野が狭くなると、追い詰められてしまうかもしれないのでご注意ください。


▼ 正直なところ、どうしたい?


実は就活するに当たって一番大事なのってここだと思うんですね。
私が就活当時、一番できていなかったのもここです。
結果、三年もたずに辞めました。
詳しくはこちらの記事をどうぞ「私が会社を辞めた理由」

とりあえず…とか、仕方ないし…とか、みんなやってるしなんとなく…とか、現実的に考えて…とか、ありとあらゆる言い訳を抜きにして。
本当は何が好きなのか。
本心ではどうしたいのか。

立派でなくていいです。
だらしなくていいです。
格好悪くてもいいです。

疲れたしちょっと一年ぐらいぼーっとしたいなーとか。
好きなだけ家でゲームやってたいわーとか。
世界一周旅行したいなーとか。
実はバンドで食っていきたいんだよねーとか。
田舎で野菜作りとかちょっと面白そうなんだよねーとか。
なんかもう何もかも投げ出して一旦立ち止まりたいなーとか。

わからない、でもいいです。
ごちゃごちゃとした思考に阻まれて、本心が見えないのはよくあることです。
怖くても、ちょっと頑張って自分自身に真正面から向き合ってみる。
わからないなりに一生懸命向き合って、考えて、片鱗だけでも掴むといいです。

そして、その本心を絶対にないがしろにしないでください。
その本心を開放する方向に進むようにしてください。

たとえば私の場合の本音ですが、
  • アニメ、マンガ、ファンタジー大好きだー
  • もの作り楽しー
  • ネット楽しー
  • 一人黙々とマイペースが一番だなー
趣向の本音がこの辺で、
  • なんかもう一回立ち止まりたいわー
  • 就活嫌だなー
  • 会社だけの人生とか絶対嫌だわー
  • プライベートだけは譲れないわー
どうしたい、的な本音がこんな感じでした。
で、実際選び取った道が「無理やり就活続行、ぼろぼろになりながらもホワイトな会社のもの作り職に就く、プライベート優先で趣味はそっちでやろう」だった訳ですが、本心の大半を全力で無視しているのがわかります。(立ち止まりたいのに動き続けるとか、就活が嫌とか、好きなことは隠れてやろうとか)

当時の自分にとって力を尽くした選択だったので、後悔はしていません。
でも、本心にちゃんと向き合っていなかったこと、その結果後々苦労したことは確かです。

本心を満たす選択って難しいと思いますし、妥協したり、わからないままとりあえず進んでみたり、あーやっぱり違ってたなとか、全然あると思います。
ただ、どうか本心をないがしろにせず、耳を傾けて、それを核にして道を選び取るよう、意識してほしいと願ってやみません。
嫌々やることを人生の中心に据えないでほしい。
本心に沿った生き方の方が、能力を存分に発揮して気持ちよく健康に過ごせると思うんですよね。

***

というわけで、就活を柔らかい頭で考える試みでした。
長々とした文章にお付き合いありがとうございます。
この記事が少しでも誰かのお役に立てたなら幸いです。
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生き方を変えてみた話
職業訓練に通い始めて一ヶ月。
一度立ち止まった人生が再びぐっと動き出すのを感じました。
ここらで、思ったことをまたいろいろと書き残しておこうと思います。

今回の話は「私が会社を辞めた理由」の続きに当たります。
未読でご興味おありの方は併せてどうぞ。

「私が会社を辞めた理由」では、退職の根本的な原因が「自分を偽ることに限界を感じたから」だということを書いてから「じゃあ今後はどのように生きていくのか?」という問いで終わりました。
今日はその答えからいきたいと思います。

結論から言うと「素直に真っ直ぐ生きる」ことにしました。
今も絶賛実践中です。


思っていることとやっていることがちぐはぐ、というのは、多くの方が経験あるんじゃないでしょうか。
今ではそれをしないように心がけています。

初対面同士の自己紹介で趣味について話すとき、本音を隠して当たり障りのないことを言わない。
「アニメ・マンガ好きです。絵描きます。ファンタジー好きです」と正直に言ってしまう。

会社が嫌で嫌でたまらないとき「でも、みんなやってるし」「でも、よその方が酷いだろう」「でも、お金が心配だ」「でも、今辞めたら…」と、本心から目を逸らさない。
シンプルに、このままでいいのか、よくないのか。後者なら迷わず行動する。

具体的にはそんなようなことです。

いろいろ都合はある。ときには勇気もいる。やむを得ないケースだってある。
でも、決して本心をないがしろにしない。
常により生きやすい方向、より自分のパフォーマンスが高くなる方向へ歩くようにしています。

身も蓋もない言い方をすれば、吹っ切れたのかもしれません。
大学時代から散々鬱屈して、摩擦を感じて、いつまでもいつまでも苦しくて、擦り切れ疲れ果てた末に、なんかもういいや、と。
だってどんなに頑張ってもちっとも楽にならないんだから。それじゃやる意味がない。
くしゃくしゃに丸めてぽーいっと投げ捨てたような感覚でした。

***

そんなこんなで「素直に真っ直ぐ生きる」ようにしてみたら、良いことがたくさんありました。

まず、重圧から解放されました。
将来への不安、自信のなさ、諸々の悩み、そういうのは相変わらずあります。
でも心にのしかかっていた重しは完全に取り払われます。
気持ちや思考が前向きになるのはもちろん、物理的なところで言うと、歩くときの姿勢が良くなりました。
近所を歩いていたとき「道ってこんなにカラフルで賑やかだったかなぁ。…あれ? もしかして今までずっと足下のアスファルトばっかり見てた…?」と、見える風景が変わったことに気づいたときは驚きました。

それから、人間関係が変わりました。
自分をオープンに見せた上で好意的に接してくれる人とは、安心して付き合うことができます。
嫌な人とは無理して良好な関係を築こうとしないため、ストレスが軽減されます。
とりあえずとか、仕方なくとか、そういう人間関係が今はもうほとんどないんじゃないかと思います。
あと、これは意外な効果だったのですが、人付き合いのスタンスが明確になると、むやみに人に期待をしなくなります。
「この人なら何々してくれるはず」のような勝手な気持ちってあまり良いものではないので、今後もその辺は意識していきたいです。

更に、人のせいにすることがなくなりました。
キーワードは「納得」。
自分の本心をもとに物事を選び取るので、結果の良し悪しにかかわらず納得するようになります。
あのときこうするべきだったと後悔することもないし(これは自分はもともとあまりありませんでしたが)、何より、世の中のせいだとか、環境のせいだとか、そういうことを言わなくなりました。
たとえ原因が他人にある場合でも、それを責めたり愚痴ったりするばかりでは不毛なので、「だったら自分はこれからどうしようか?」と考えるようになります。

上に書いたことは、あくまで「こういう心境の変化があった」というもので、素直に真っ直ぐ生きればあなたも今すぐ完璧超人ポジティブ人間!というわけではもちろんありません。
自分もそんな出来た人間とはほど遠いです。(言うまでもありませんが)
ただ、これらの変化は間違いなく良い変化だったと自信を持って言えるので、こうして書き残しておきました。

もうまもなく八月も終わり。
来月もまた一歩一歩踏みしめて進んでいこうと思います。
ニートな三ヶ月間を振り返る
今日で七月も終わり。
無職になってから三ヶ月が経ちました。

その間何をしていたかというと、働く気などまるでなく、思いきり羽を伸ばしてくたびれた心身を休めていました。
自分の立場が世に言うニートだったんだと気づいたのはついさっきのこと(!)。
この記事は、そんなニートの私がどんな風に最初の三ヶ月間を過ごしたのか、備忘録として書き連ねていくものです。

なお、4月以前の略史は「このブログについて」、会社を辞めるに至った経緯は「私が会社を辞めた理由」をご覧ください。

***

▼5月

晴れて会社を退職し自由の身に。
園児→生徒→学生→会社員と穴を開けずに人生を歩んできた自分が、遂に肩書きを一切持たない無職に!
見えないベルトコンベアからようやく降りられたという感覚で、心の底からほっとしました。

ところが退職後の手続き、転居後の手続き、引っ越しと、なんだかんだ忙しく過ごしていました。
それでも時間は俄然自由がきくようになったので、プレッシャーとか急き立てられるような感覚はありませんでした。

17~18日はデザフェスに出展。
この準備のため、一週間前くらいから実家に帰っていました。
生活必需品から少しずつ自力で運び込むという引っ越しの仕方をしていて、新居の方の作業環境がまるで整っていなかったので。
久しぶりに創作活動に打ち込み、当日まで怒濤の勢いで駆け抜けました。
詳しい様子は別ブログ『cielo』「デザインフェスタvol.39出展レポート」をご覧ください。

これが終わったらいよいよゆっくり無職を満喫だ~と思っていたのですが、やっぱり何かと用事をこなす日々。
ハローワークに行ったり、部屋作りをしたり、買い物をしたり、手続き系の残りをこなしたり。
会社員だった頃よりのんびりなのは確かですが、やることはいくらでもあるぞーという状態でした。

前職で体調を崩した影響で、無理が効かず、疲れやすく、ひどくゆっくりとしか動けない体になっていました。
タスクは山積み、時間はたっぷりある、それなのに頑張れない自分に落ち込むことも多々…。
無職って何となく「気楽」「空白」みたいなイメージがあったのですが、実際になってみると全然そんなことありませんでした。

***

▼6月

ルピシア グラン・マルシェ、ekot企画、湯河原温泉旅行、親戚での女子会など、いろんなイベントごとに参加しました。
ルピシア グラン・マルシェのレポートはこちら
湯河原温泉旅行についてはこちら

あとは職業訓練の見学会と申し込み、こちらもやっていました。
職業訓練についての記事はこちら

それ以外の日はずっと部屋作りとか買い物とか引っ越しとか。
疲れたら休んで、動けそうだったら作業して、の繰り返しでした。
今日まで基本的にはだいたいこんな感じで過ごしてました。

で、この辺から自分の今後の生き方について、ちょっとずつ考え事をするようになりました。
会社員時代からの悶々鬱々と考え込む癖はまだ引き摺っているものの、少しずつ、きちんと前を向いて考えるようになってきました。



↑例えばこんな感じですね。
今は相変わらず思うように体も動かないし、まだまだ休まないといけない状態だけれど、その時期が終わったらどうしようか?と。
何せ日本社会の見えないベルトコンベアから降りた身。
周りと一緒に行動していればどうにかなる時代は終わったのです。
明日からの三ヶ月でこの辺のことについてどういう展開があるのか、期待と不安と半々ですが、楽しみです。

あと些細なことですが、6月下旬は見知らぬ人のピンポンやGの出現に怯えながら過ごしていました…。
ひとつずつ乗り越えてたくましくなっていくまなかでありました。

***

▼7月

引き続き部屋作り。
大事な商売道具となるデスクとチェアを求めて三千里していました。
おそらく、というか間違いなく一日の大半をそこで過ごすことになるため、テキトーに済ますわけには断じていかず、全力で探し回りました。
数え切れないほどの空振りに凹みながらも、探して、探して、探して…。
一ヶ月粘りに粘った結果、ようやく納得のいく品を購入することができました!
到着はまだだいぶ先になるのでどきどきです。
最後まで無事に運びますように。

疲れやうつに負けてへたってしまったときは、こっそり実家に帰りました。
お世話になるばかりではいけないと思い、お風呂場をせっせと掃除したりしていました。
(ぴっかぴかになったよ!笑)

あとは映画を観に行ったり、買い物したり、いつも通り家で過ごしたり…。
服とか石鹸とか、おしゃれな感じの買い物をするようになってきましたね。
気持ちの余裕が少しずつ現れてきたような。

あっそうそう、中旬ぐらいに職業訓練の選考の合格通知が来て、向こう三ヶ月の見通しが立ちました。
心の余裕はそのせいもあるかもしれません。

***

大体こんな感じかな?
書いてたら日付更新して八月になってしまいました。
今日から新しいステップに進むことになるんですね。楽しみ。

それではおやすみなさい!
皆さまよい夢を。
職業訓練に行くことになりました
突然ですが、職業訓練の選考に合格しました。
8月から一時、学生に戻ります。

***

ご存じない方のために簡単にご説明すると、職業訓練というのは国が実施している就職支援制度です。
希望する職種のスキルを、専用の訓練校や民間の学校機関で学ぶことができます。
短期で専門学校に行くようなイメージでしょうか。
職業訓練を受けたい|厚生労働省

受講料はなんと無料
中には長期で有料の訓練もあるようですが、私が今回受けるコースは無料です。
しかも雇用保険とは別に受講手当がもらえたり、交通費が全額支給されたりと、ちょっとびっくりな手厚いサポート。
唯一テキスト代は自己負担ですが、そんなの全然いいよ! 払うよ!
社会人になってから何かを学ぶのってものすごくお金がかかるので、こういう機会は本当にありがたいです。

雇用保険を受給している人は主に公共職業訓練を、受給していない人は主に求職者支援訓練を受講することができます。
ハローワークで聞いてみたところ、受給者でも求職者支援訓練を受けることは可能らしいです。
なんでもそちらの方が内容が本格的で、就職に結びつきやすいんだとか。
「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の違いとは? - Yahoo!知恵袋

上記二つほど参考リンクを貼りましたが、制度がいろいろと複雑だったり、ネットに出ていない情報もたくさんあったりするので、詳しく知りたい方はハローワークに行ってみてください。

***

というわけで、このまま特に問題がなければ8月から訓練スタートです。
コースはWeb制作。
コーディングやプログラミングはもうある程度できるのですが、デザインや画像作成などビジュアル面の業務経験がほとんどないため、その辺を習得したいと思って選びました。
訓練内容がとても充実しているようで、全力で吸収してやろうと意気込んでいます。

以上、近況報告でした。
私が会社を辞めた理由
私は新卒入社した会社を2年と1ヶ月で辞めました。
先日、友人にその理由を訊かれたのですが、どうにも上手く答えることができなかったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。

結論から言うと、
  • ● 直接的な理由: ストレスで体調を崩したから
  • ● 根本的な理由: 自分を偽ることに限界を感じたから
になります。

「このブログについて」にもある通り、実際に辞めるきっかけとなったのは、仕事のストレスからくる体調不良でした。
その辺の経緯は別ブログにて詳しく綴ってあります。
多忙な毎日の中で、会社員という働き方に疑問を持ち、強い違和感を抱えたまま働き続けた結果、抑うつ状態に陥りました。
早めに手を打ったかいあって、幸い病気にまでは至りませんでしたが、原因が会社勤めである以上、このまま続けることはもちろん、一旦休職してまた復帰するという選択肢もありませんでした。

というわけで、直接的には「ストレスで体調を崩したから会社を辞めた」となるのですが、これで片付けてしまうと良くないですね。
「なぜそこまでストレスがかかってしまったのか」をはっきりさせておかないと、この先もまた同じことを繰り返してしまうかもしれません。
私が上手く答えられなかったのもこの部分なんだと思います。

ひとまず、ストレスになっていたことを具体的に挙げてみると…
  • ● 通勤(殺人的混雑、往復4時間、みんな目が死んでる)
  • ● 業務内容(興味が持てない、必要性が感じられない、やりたくない)
  • ● 社内体制(無駄が多い、理不尽が多い、思うように仕事ができない)
  • ● 雰囲気(挨拶が返ってこない、笑顔も会話も表面的、本音が言えない)
  • ● 人間関係(苦手な人と毎日会う、同類がいない、居心地が悪い)
  • ● 心労(気を遣う、休むこと・定時で帰ることに罪悪感を感じる)
  • ● 労働時間(週五日定時でも長い、残業が苦痛、もっと休みたい)
などなど、口を開けば仕事の愚痴というくらい、不健康極まりない状態でした。

上記の内容を見て「社会人なら当たり前だ」「そのくらい我慢して当然だ」「甘えだ」「贅沢だ」と思われる方も多いでしょう。
自分でも、何度も何度もそんなようなことを思いました。
一番自分のことを責めていたのは、他でもない、自分自身だったと思います。

ですが、この際、いくら非難されようと構いません。
現にこうして追い詰められて退職することになったのですから、それがすべてです。
人に、そして自分に何と言われようと、それほど切実だったということです。

では、なぜ普通なら「まあ仕方ないか」と割り切れるところを、自分はそうできなかったのか。
それは「自分を偽ることに限界を感じたから」であり、これこそが会社を辞めた根本的な理由だと考えています。

ことの発端は大学入学にまで遡ります。
それまでは小学校、中学校、高校と、自分の本性をさらけ出して生きてきました。
アニメ・マンガが好き、絵を描くのが好き、創作が好き、空想が好き、ファンタジーが好き。
オリジナルのキャラクターや物語を持っていて、それらを表現したくてうずうずしている。
絵も、音楽も、自然も、とにかく綺麗なものが大好き。
そういう本音を周囲の人に堂々と見せて、周りの同志とも楽しく盛り上がって、ときに一緒に切磋琢磨して、のびのびと過ごしていました。

ところが、大学という環境に入った途端、強烈な違和感に襲われました。
キャンパス内に、絵がない。
アニメ・マンガがない。
ファンタジーがない。
自分の大好きな成分が、圧倒的に足りない。

周りの学生たちも同様でした。
友達とか、遊びとか、恋愛とか、サークルとか、何だかみんなわいわいやっているけれど、全然興味が持てない。
気の合う人がいない。
語れる人がいない。
自分の対極にあるような、交われない人ばかりだと感じました。

その後かろうじて語学に接点を見出し、それに縋って過ごすうちにまた新たな展開があったのですが、今回はそこは割愛します。
重要なのは、この時点から「本性を隠し、見せられる部分だけで生きる」スタイルになってしまったことです。
普段は無難に過ごして、プライベートで思いきり自分を表現しよう…創作活動をする人やオタク趣味の人には、このようなスタンスの人は多いのではないでしょうか。
自分の場合、転じて「社会とはそういうものだ」と思い込んでしまいました。
社会では本性をさらせない。我慢して合わせないと生きられない。
オンの自分とオフの自分という、分裂した二つの自分をそれぞれ生きていくことになりました。

そのスタンスのまま大学を卒業し、会社員となりました。
新米のうちはただ一生懸命頑張るのみということもあり、特に疑問を感じることなく過ごしていましたが、しばらくして「どうも仕事のウェートが大きすぎるな」と思い始めました。
私にとって仕事とはオンの自分、つまり、本性を偽って仕方なくやっている自分でした。
このオンの自分が、体力的にも時間的にも、本性たるオフの自分を、許容できる範囲を超えて圧迫していることに気がついたのです。

そこから先は疑問と苦痛の日々でした。
そんな中、あるときストレスフルなプロジェクトに放り込まれ、嫌だ嫌だと思いながらも頑張っているうちに、メーターが一気に振り切れてしまった。
…これが、ストレスによる体調不良の背景だったのではと考えています。

つまり、オンの自分とオフの自分という生き方そのものが、もう限界のようなのです。
自分にとって会社を辞めたことは、単に仕事を変える、働き方を変えるという以上に、生き方を問い直すために必要だったのだと思います。

では、今後はどのように生きていくのか。
上で書いてきた流れでいくと、ほぼ結論は見えているようなものですが、これについてはまた機会を改めて綴りたいと思います。

(20140901追記)
続き、書きました。こちらからどうぞ。
「生き方を変えてみた話」

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プロフィール
HN:
まなか
自己紹介:
創作や紅茶が趣味の元プログラマー。
新卒入社した会社を2年と1ヶ月で辞め、次のステップに向けて充電中。
マイペースに生きています。
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BACKGROUND / tudu*uzu
TEMPLATE / Lenny
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